Feature #2

MIYOTAの機械式ムーブメント

MIYOTAが開発した世界を魅了する機械式ムーブメント

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MIYOTAの機械式ムーブメント

MIYOTAの機械式ムーブメントは、高い精度と耐久性とを念頭に置いて設計されています。また、アナログクオーツムーブメントを量産するために培われた技術で大量生産を可能としています。
Cal.8200シリーズは、世界で最も普及している機械式ムーブメントとして、世界中の時計ブランドに供給されています。アナログクオーツムーブメントもそうですが、機械式ムーブメントを製造できる会社は日本には数社しかありません。

今日販売されている時計は、大部分がアナログクオーツ時計です。一方、機械式ムーブメントは生産に費用も時間もかかりますが、職人の技術や、芸術性の高さや、美しさが評価されています。機械式時計には、家宝として何世代にもわたって受け継がれているものがあります。

MIYOTAの機械式ムーブメントの歴史

1986
  • Cal.8205機械式スタンダードムーブメントの登場
    世界中のブランドに採用されるロングセラーの機械式ムーブメント
2006
  • Cal.8N24スケルトン機械式ムーブメントの登場
2009
  • Cal.9015新たなシリーズ 薄型機械式ムーブメントの登場
2018
  • Cal.9039超薄型機械式ムーブメントの登場

MIYOTAの機械式ムーブメントの製造

飯田工場では、最新の省力化技術を駆使した、機械式ムーブメントを組み立てる自動組立ラインがあります。

1自動組み立てラインの工程

組立

部品組立、ネジ閉め、給油を行います。

検査

「高さ、ねじ締トルク、部品有無や傷」を代表とする各種検査を1箇所に対し1工程で行います。

組立ライン

自動組立は、大量生産キャリバーのラインであり、MV組立生産のノウハウを数多く含んだラインです。全自動組立ラインは、精密部品加工技術と、高い精度で動作する独自の組立装置とによって可能となります。

自動外観チェック

ムーブメントの各部品についてさまざまな自動検査を行っています。専用のコンピューターを用いて、デジタルカメラで撮影した写真を解析し、部品の欠品や大きな傷などの不具合品を判定します。問題が検出されると、部品は組立ラインから自動的に排除されます。

外観品質チェック

組立途中の各段階で、作業員は顕微鏡で、組み立てられた部品を検査します。

てんぷチェック

手組でも非常に神経を使うてんぷブロックの組み込みを自動組み立てしている。ここでも品質チェックは欠かせません。

おもりの取り付け

おもりの動きの確認

1てんぷ

合理化装置を導入していますが、生産は人の手で行われます。ひげぜんまいの偏心・水平度を調整するのは、非常に難しい作業です。それには、数値化できない技術が必要となります。


2アンクル

機械式ムーブメントの部品であるアンクルの組み立ても行われています。米粒ほどの大きさに、5つの部分が含まれています。

MIYOTAの機械式ムーブメントのラインナップ


機械式 スタンダード

機械式時計ムーブメントの仕組み

機械式ムーブメントは、ゼンマイを動力に使い、てんぷで制御しています。
りゅうずやおもりの回転によって、角穴車が回転することにより、動力となる香箱車内のぜんまいが巻き上げられ、ぜんまいの開放する力によって二番車(分針が付いている)、三番車、四番車の順に力が伝わります。
さらに、四番車とかみ合うガンギ車の回転がアンクルに伝わり、アンクルがてんぷを左右に動かします。てんぷは一定の周期で移動するので、アンクルもそれに従って動きます。てんぷは、正確さの鍵を握る、時計の心臓部と言えるものです。
アンクルは、巻かれたゼンマイが元の状態に戻ろうとするときの強い力を制止することで、ガンギ車の動きを制御しています。アンクルとガンギ車を合わせて脱進機とも呼ばれています。
Cal. 8200シリーズは、約40年間にわたって供給されてきたMIYOTAのキャリバーのロングセラーであり、現在でも供給されています。Cal. 8200シリーズは、地板などの部品を日本の自社関連工場で製造しています。また、ムーブメントは自動的に組み立てられ、大量生産されます。このシリーズは、ほとんど全てシルバーとゴールドの2色が作られています。

輪列が美しいムーブメントなので、裏面がスケルトンの時計の製作にお薦めです。オープンハートの時計は、7時の位置に窓が開いているので、天輪の動きを見ることができます。機械式ムーブメントの愛好家は、こうした特徴に引かれているのです。これと同じことが、ムーブメントの機械的構造全体が見える、スケルトンタイプの時計にも当てはまります。
MIYOTAのスタンダードな機械式ムーブメントは間接中三針機構を用いています。

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機械式 薄型

Cal.9000シリーズ、9100シリーズ — これらのムーブメントは中価格帯から高価格帯で販売されています。わずか3.9mmという薄さで、洗練された部品配置と機能的な美しさとを備えています。

MIYOTAの機械式 薄型ムーブメントは直接中三針機構を使用しています。

Cal. 90S5 — 装飾的な表面を持ったオープンハートのムーブメントなので、メーカーは、内部の仕組みが見えるデザインの腕時計を製作することができます。

コンプリケーション — MIYOTAの機械式キャリバーの中で特に複雑なキャリバーです。非常に薄いデザインの腕時計でも、複数の針がある機械式ムーブメントを組み込むことができます。ムーブメントのカレンダー部分は、当社の工場で手作業で組み立てています。

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