Thanks for 40th year anniversary of Cal.2035
1981年に開発されたアナログクォーツムーブメント「Cal.2035」を含む、Cal.2000シリーズは、2021年に40周年を迎えました。
時計業界に幾度となく変革が起こる中、確かな品質の製品づくりに努めることで多くのお客様に愛され続けてきました。
Philosophy
可能な限り多くの人々に高品質な腕時計を届けるために
History
Caliber 2035の誕生
1918年に創業したシチズン時計が、ムーブメントの外販を始めたのは1970年代後半。当時は、時計業界の主流である機械式ムーブメントを生産販売しておりました。
Caliber 2035は、MIYOTAブランドが発足した翌年、1981年に初めて発売されました。
同年に、当ムーブメントを基礎としたカレンダー付きキャリバーや2針キャリバー等、合計5種類のムーブメントが開発され、のちに業界のデファクトスタンダードとなる、Caliber 2035の歴史が始まりました。
Caliber 2035シリーズのあゆみ
Cal.2035シリーズは世界中のブランドに採用され、累計生産数は50億個を突破。時計市場の発展に貢献してまいりました。
1980年代
- Cal.2035シリーズ発売
- 自社製の半自動ラインで製造
- 10名で1つの製造ラインを稼働
1990年代
- 新型カレンダーキャリバー Cal.23XX, 24XX 発売
- 自社製の半自動ラインで製造
- 10名で1つの製造ラインを稼働
2000年代
- 上位キャリバー Cal.Super 2035発売
- カレンダーCal.に衝撃探知機能を搭載
- 2名で1つの製造ラインを稼働
2010年代~
- 累計50億個の生産に到達
- 1.5名で1つの製造ラインを稼働
- 絶え間ない改善を継続中
Caliber 2035の現在
部品製造から組立までを一貫して日本国内で行う、「made in Japan」のこだわりは、発売当初から現在まで変わることはありません。品質はもちろん、ものづくりに対する姿勢も選ばれる理由の1つです。世界最大級のムーブメント製造工場である“Saku Factory”では、数十基ある装置ユニットで組まれた自動生産ラインを1.5名の人員で担当。絶え間ない改善活動により生産タクトはついに1秒を切りました。
世界中の人々に高品質な腕時計を届けるため、現在も研究改善を続けています。
Toward the Future
時計業界のデファクトスタンダードムーブメントとして、業界を支えて来たCal.2035は、当初から修理可能な構造を持ち、現在、その設計思想は環境配慮へとつながっています。
製造面においても、日本国内にある17の工場では、太陽光発電の活用や資源の再利用、CO2排出量の削減に取り組むことで、2030年までにサスティナブルな生産体制をつくりあげるという目標を掲げています。40年という時を過ごす中で、MIYOTAは様々な変化に対応してまいりましたが、ものづくりに対する想いは当時から一貫して変わりません。
これからも、お客様にご愛用いただける確かな品質のムーブメントを製造/供給し続け、時計業界の発展に寄与する事を約束いたします。