
PALLET FORKS
SCROLL
米粒より小さな部品を
5つ接合する技。
「アンクル」とは、
機械式時計の正確な動きを制御する脱進機を構成する部品のひとつ。
船の錨(ANCRE(仏))に似ていることから名付けられました。
機械式時計のカチカチという音は、
このアンクルとがんぎ車が接触する時に発生する音です。

アンクルは非常に複雑な形をしている上に、
米粒より小さな部品が5つも接合されてできています。
MIYOTAでは
塑性加工(型に押し付けることで加工する工法)から
圧入加工(部品同士を押し込んで接合する工法)、溶接まで、
極小部品をわずかなズレも許さない高精度で自動組立しています。

部品そのものの精度が高いことに加えて、
それを組み立てる際の精度も重要になります。
特にアンクル体に取り付ける「つめ石」は、
がんぎ車と正確に噛み合わせるために、その位置が非常に重要になります。
MIYOTAでは、つめ石の位置を高い精度で組み立てることで、
ムーブメントの安定品質を維持しています。
