SETTING STEM
ひとつの部品に
多彩な加工を。
「巻真」とは、
りゅうずと歯車をつなぐ細長い棒のこと。
時刻修正やカレンダー調整はもちろん、
機械式時計のぜんまいの巻き上げなど、
さまざまなシーンで活躍する部品です。
人の力が直接伝わり、繰り返し操作される巻真には、
高い耐久性と耐摩耗性が求められます。
そのためMIYOTAでは、
強度と耐腐食性に優れたステンレス素材を使用しています。
実は、巻真は単なる棒ではなく、
ムーブメントに差し込む細い部分をはじめ、
ねじ切り、角状、溝など、
１本の巻真に多様で複雑な加工を施さなくてはいけません。
そこでMIYOTAでは、
設計から自分たちで行うことで高い品質を確保しています。
さらに、時計のケース径や仕様に合わせて、
さまざまな長さや形のバリエーションを生み出しています。
時計を愛用する人が、唯一
時計のムーブメントをつなぐ部品、巻真。
たとえどんなに小さく複雑な部品でも、
素材にこだわり、すべてを自分たちでコントロールする。
それが高品質な部品を生み出せる理由です。
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